認知心理学a (2016) 第1回 【実験1-1 あーそ の人】 1/1  



[Q1]
まず次の文章を読んでください。

---
東京都にある、あるNPOの施設。
行政から委託を受け、子どもへの生活支援を無料で行っています。
母子家庭の子どもたちは学校が終わるとやってきて、親が仕事から帰るまでに、お風呂や洗濯、食事などをここで済ませます。
家ではガスや電気が止められていたり、食事が満足にとれないこともあるからです。

話:支援を受ける子ども
「ほとんどカップラーメンとか、コンビニのおやつ。時々2食、ごくまれに1食。学校の給食だけ。」

現在、通っているのは20人ほど。
母子家庭など1人親の家庭に育つ子どもたちです。
親たちの多くは収入が不安定で、生活に追われ、子どもの面倒を十分にみることができません。
保育園や幼稚園に行っていなかったという女の子。
小学校に入って、周りの子との違いを感じました。

女の子
「(小学校に)入学したあと、読書とかの朝の時間があって、本があまり読めなかった。」

2週間、お風呂に入れなかった経験がある男の子。
「友達から悪口も言われました。」

男の子
「髪の毛はべたべた状態。
気になりすぎて、学校に行かなくなった。」

劣等感を感じた子どもたちは、自分の将来に希望を見いだせなくなり、貧困の連鎖が生まれるきっかけとなります。


NPO理事長 畠山由美さん
「あきらめている子どもは多いですね。
夢は何と聞いても、どうせ自分はだめだからとか、お金もないから学校に行けないとか。」
---

(1)彼、彼女ら20人全員のことを考えてください。彼、彼女ら20人全員に対して、今この場でいくらかの寄付(募金)をしてあげてほしいと頼まれたとします。自分のポケットマネーで、総額いくらまでなら募金をすることができますか?
0円    200円    400円    600円    800円    1000円    1200円    1400円    1600円    1800円    2000円    2200円    2400円    2600円    2800円    3000円    3200円    3400円    3600円    3800円    4000円   


リセット