[Q1]
まず次の文章を読んでください。
--- 東京都にある、あるNPOの施設。 行政から委託を受け、子どもへの生活支援を無料で行っています。 母子家庭の子どもたちは学校が終わるとやってきて、親が仕事から帰るまでに、お風呂や洗濯、食事などをここで済ませます。 家ではガスや電気が止められていたり、食事が満足にとれないこともあるからです。
話:支援を受ける子ども 「ほとんどカップラーメンとか、コンビニのおやつ。時々2食、ごくまれに1食。学校の給食だけ。」
現在、通っているのは20人ほど。 母子家庭など1人親の家庭に育つ子どもたちです。 親たちの多くは収入が不安定で、生活に追われ、子どもの面倒を十分にみることができません。 保育園や幼稚園に行っていなかったという女の子。 小学校に入って、周りの子との違いを感じました。
女の子 「(小学校に)入学したあと、読書とかの朝の時間があって、本があまり読めなかった。」
2週間、お風呂に入れなかった経験がある男の子。 「友達から悪口も言われました。」
男の子 「髪の毛はべたべた状態。 気になりすぎて、学校に行かなくなった。」
劣等感を感じた子どもたちは、自分の将来に希望を見いだせなくなり、貧困の連鎖が生まれるきっかけとなります。
NPO理事長 畠山由美さん 「あきらめている子どもは多いですね。 夢は何と聞いても、どうせ自分はだめだからとか、お金もないから学校に行けないとか。」 ---
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